NEWS
カヌースプリントは200mのスピード決戦お知らせ
本日20時より東京2020パラリンピックの開会式が開かれ、競技が25日からスタート致します。東京オリンピック同様たくさんの日本代表選手の皆様が奮闘されますので会場まで届く様に応援しましょう!
●カヌー(スプリント)
カヌーのスプリント種目はパドル(櫂)を使ってカヌーを漕ぎ、200m先のゴールまでシンプルに速さを競う水上での短距離競争です。対象となるのは下半身や体幹に障がいのある選手で、公平な競技を行うため選手は障がいの程度や運動機能によって3つのクラスに分けられます。
L1クラス(体幹の機能がなく胴体を動かすことが困難なため、肩と腕の機能だけで漕ぐ選手)
L2クラス(下肢で踏ん張ることが困難だが、胴体と腕を使って漕ぐことができる選手)
L3クラス(脚、胴体、腕を使い、踏ん張ることや腰を使う動作によって艇を操作できる選手)
カヤック部門はKL1、KL2、KL3、ヴァー部門はVL1、VL2、VL3と表されます。東京2020大会で行われるヴァー部門は、男子ではVL2、VL3のクラス、女子はVL2のクラスです。
カヤック部門
艇は長さ5メートル20センチ、最小幅が50センチ、最小重量12キログラムの直進性に優れた形状のもので、オリンピックで使用される艇と同じような形状になっています。パドルは長さ2メートルほどで、水をとらえるブレードが両側についているタイプを使用し、1本のパドルを持った選手が艇の左右を交互に漕ぎながら前進する競技です。

ヴァー部門
東京2020大会の新種目のヴァー部門はカヤックよりも長く、7メートル30センチ以内、最小重量13キログラム(浮き具を含む)で、長いほど推進力があります。本体の左右どちらか片方に、バランスをとるためのアウトリガー(浮き具)が付いており安定性を保ちます。ヴァー部門で使用するパドルはカヤックとは異なり、片側にだけブレードが付いているものを使います。パドルで左右どちらか片方のみを漕ぎ進むため艇を直進させるためには高度な技術が必要となります。
選手は自身の障がいに応じて、ルールの範囲内でカヌーの座席(シート)部分やコックピット内部の改造をすることが認められています。
ポリネシアの言葉で小舟を意味するヴァーでは、オリンピックのカヌー競技にはないパラカヌーだけのアウトリガー付きのカヌーレースを観戦することができます。

カヌー部門では6名の日本代表選手が出場され、日程は9月2日(木)〜9月4日(土)の3日間となっております。皆様もたくさんの応援をよろしくお願い致します!
スーパーカヤックジャパン
大宅